沖縄相続支援コンサルタント シンザトサヤ子のサポート日誌
STAFF BLOG
賃貸アパート～相続発生の現場から心の声～
2024.05.15
こんにちは。
上級相続支援コンサルタント新里サヤ子です。
今日は、相続に関する心の声を書きました。
とある賃貸アパートのオーナーさんに相続が発生しました。
残念ながら相続対策を行っておらず、遺産分割協議の真っ最中。
折り合いがつかず双方弁護士を立てることになりました。
このような場合、賃貸管理会社としては
お話合い・所有者が決まっていない以上、毎月の家賃送金をストップせざるを得ません。
そうなると家賃が入ってくる口座と各種支払い口座が同じ場合、残高は減っていくことが予想されます。
ある日、まさかの事態が発生します。
入居者さんから「水の出が悪い」「水が出ない」と最悪の電話。
水道ポンプ停止。最近ポンプを変えたばかりなので、そんなはずは・・・な、い・・・
まずは、ブレーカー・ポンプ等の設備異常を疑いましたが、どうやら電気自体が来ていない。
という結果になり、急ぎ電力へ連絡。
銀行口座の残高が尽きてしまい、数か月未納状態。
恐らく督促状は届いていたであろうに・・・
それに気づかず、電力供給ストップしてしまったのです・・・。
担当者がなんとか折り合いをつけて通電。
夕方の生活がスタートする時間帯を回避できたものの、モヤモヤが残る事態でした。
財産の行き先を争うのは自由です。
納得するまで続けていいと思います。
ただし！！！！
賃貸経営をされている相続人（ご家族）は、まずは賃貸物件の入居者さんの生活に影響が出ないことを第一優先に考え、
十分な蓄えと覚悟をもって争ってほしい。
さらには、「自分の家族に限ってそんなことない」と思わず、しっかり準備をして欲しい！
と、切に願う今日この頃です。
上級相続支援コンサルタント 新里サヤ子（新里紗弥子）
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