沖縄相続支援コンサルタント シンザトサヤ子のサポート日誌
STAFF BLOG
登記簿から読み解く不動産の歴史
2020.07.25
こんにちは。
沖縄不動産相続サポートセンター(有)拓実住宅の新里です。
世の中、4連休真っ最中☆いかがお過ごしでしょうか。
沖縄地方お天気はまずまずですが、程よく日光が差しアウトドア・ドライブ日和です。
今日は、登記簿から読み解く不動産の歴史について書きました。
不動産登記簿には歴史が刻まれている
不動産所有者の皆様、ご自身の「不動産登記簿」をご覧になった事があると思います。
登記簿には、不動産の情報、歴史が刻まれています。
所在地、地目、面積、登記原因(登記の理由)、所有権に関する事項、所有権以外に関する事項が載っています。
が、唯一載っていないものが有ります。さて、それはなんでしょう???
正解は・・・・金額 です。
不動産の評価額や時価は掲載されていません。
評価額を確認したいときは、固定資産税の納付書の後ろの方にある「明細書」や役所に行って「固定資産税評価証明書」を取得する必要があります。
また、売買時価を知りたいときは、当社までお問合せ下さい。
そして、登記簿をちょっと深読みしてみましょう。
すると、借り入れをしたのか?現金で建物を建てたのか。現金で購入した不動産は、登記簿の内容が少なくてスッキリしています。
また、相続する時に気になる借金。
抵当権の設定、抹消を繰り返しているが、もしかしてこれは私に引き継がれるの?はたまた債権者・市役所・税務署から差押えが!?本当に大丈夫?
それに、昔に借り入れたローンの抵当権抹消がされていないけど、支払い終わってるよね?と、ギョッとしたり、ハラハラドキドキしたりすることもあります。
1枚の登記簿から読み解く情報がてんこ盛りなんです。
新里、テンションが上がりました!トップ2
ちょっと脱線しますが、ココで!!
私新里が今までに見た登記簿の中から、テンションが上がったトップ2をご紹介!!
第2位 抵当権の借り入れ欄に、「1,000弗」の記載
第1位 道路の所有者が、琉球政府
まず第2位の「1,000弗」は、お恥ずかしながら読み方が分からなかったので、調べたら「1,000ドル」。
その当時の価値がどのくらいかは分かりかねますが、今のお金で言うと1億円。
1972年の復帰前に借り入れをし、銀行が抵当権を設定。当時が、米軍統治下で琉球政府時代だったことが分かります。
そして第1位は、不動産の調査をした際に出てきた登記簿 「所有者:琉球政府」
復帰前の登記で、所有者が沖縄県に訂正されるでもなく、琉球政府のまま。
第2位よりも前に、この登記簿に出会い興奮(*´з`)凄くないですか????今でも思い出すと興奮します(笑)
マニアック(*ノωノ)という声が聞こえてきそうですが(笑)、沖縄の歴史を感じずにはいられません。
まとめ
これまで書いてきたように、1つの不動産登記簿から、色んなことを読み解くが可能です。
しかしながら、実際のところ所有不動産の歴史に関しては、所有者本人から直接聞くことがベストでしょう。
様々なことが読み取れると言えど、やっぱり限られています。
私達も「~したようですね。」という推測のアドバイスで、事実・現状については、相続人の方で調べなければなりません。
そのため、家族間で深い情報共有をした方が断然オトクなんです。
情報共有が行われていないと・・・
お父さんが亡くなった後、誰も実家には戻って来ないし売却しよう。と相続人全員が合意して、登記簿を広げてみたら・・・(@_@)(;´Д`)
借金、おじいちゃんの名義のまま、共有問題・・・・血の気が引くような問題が山積みなんてことも・・・。
もっとお父さんと話をしておけばよかった・・・と後悔しても、もうお父さんは教えてくれません。
そうならない為にも、ぜひご家族で不動産の歴史について共有し、不動産に対する想いも一緒に承継していくことをオススメいたします。
そして、不動産についてよくわからない・・・とお悩みの方、お気軽にご相談ください。
沖縄不動産相続サポートセンター(有)拓実住宅
上級相続支援コンサルタント 新里 紗弥子(しんざと さやこ)
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